更年期のかゆみ(掻痒感)は、多くの女性が経験する辛い症状の一つです。ホルモンバランスの変化により、肌の乾燥やかゆみが引き起こされることがあります。このような症状に対して、ツボ療法は非常に効果的です。ツボを刺激することで、血行を促進し、肌のコンディションを整えることが期待できます。
特に、肩髃、治痒、曲池といったツボは、更年期におけるかゆみの緩和に役立つとされていますので、後ほど紹介させていただきます。
セルフケアだけでなく、本格的な鍼灸で、体全体のめぐりとバランスを整え、心身のリラックスを促した上で、セルフケアを行っていただくと、さらに効果的です。
当院は、女性専用鍼灸院で、個々の症状に応じた最適な施術を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

かゆみ

更年期は、女性にとって重要なライフステージの一つです。通常、45歳から55歳の間に訪れるこの期間は、ホルモンバランスの変動によって様々な身体的、精神的な症状が現れます。

この時期に多くの女性が経験する代表的な症状には、ほてりや発汗、気分の変化、睡眠の質の低下などがあります。また、最近ではかゆみや乾燥肌も、更年期障害の一環として注目されています。これらの症状は、生活の質に大きな影響を与えるため、早めの対策が求められます。

鍼灸治療はこれらの症状を和らげる手段の一つです。体の調和を整えることで、急激なホルモンバランスの乱れ穏やかにし、快適な日常生活がおくれるようにサポートしていきます。更年期の症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

更年期のかゆみ(掻痒感)の原因

更年期のかゆみ(掻痒感)の原因は、

  • ホルモンバランスの変化
  • 自律神経の乱れ
  • ストレスや生活習慣の乱れ

など、さまざまな要因が絡み合うことによって、更年期の女性特有のかゆみが引き起こされています。

当院では、更年期の諸症状に対して鍼灸治療を行っており、かゆみの解消にも対応しています。

更年期におけるホルモンバランスの変化

更年期は、女性にとってホルモンバランスに大きな変化が訪れる時期です。
エストロゲンの分泌の減少は身体にさまざまな影響を及ぼします。エストロゲンは肌の水分保持にも関わっているため、分泌が減少すると皮膚のハリや弾力の低下、代謝の衰えなどによって、保湿力やバリア機能が低下して乾燥しやすくなります。ちょっとした刺激にも過敏になり、かゆみを引き起こす要因となっています。

更年期における自律神経の乱れ

自律神経の乱れは、更年期のかゆみを引き起こす要因の一つです。自律神経は体の様々な機能を調整している大切な神経ですが、ストレスやホルモンバランスの変化によって神経の調整機能が乱れやすくなります。特に、更年期にはエストロゲンの分泌が減少し、これが自律神経にも影響を及ぼします。

自律神経が乱れると、血行が悪化し、栄養が肌に十分に届かなくなります。この結果、肌の乾燥やかゆみが現れることがあります。さらに、自律神経の不調は、心の状態にも影響を与え、ストレスや不安感を増大させることもあります。

その他ストレスや生活習慣の乱れ

また、ストレスや生活習慣の乱れといったことも、かゆみを悪化させる要因となります。ストレスが溜まると、体の血行が悪くなり、肌の状態がさらに悪化することがあります。加えて、食生活の乱れや寝不足も肌トラブルを引き起こしやすくなります。

こうした状態を改善するためには、急激なホルモンバランスの乱れを穏やかにし、自律神経を整え、心身の疲れを解消していくことが大切になります。

ツボ療法とは

ツボ療法とは、体の特定のポイント(ツボ)を刺激することで、様々な症状の緩和を目指す治療法です。
東洋医学に基づくこの療法は、数千年の歴史を持っており、特に鍼灸においては広く利用されています。ツボは、経絡と呼ばれるエネルギーの流れに関わるポイントであり、身体の各部位と関連性があります。
更年期に伴うかゆみや不快感は、ホルモンバランスの乱れが影響していることが多いですが、ツボ療法を通じてこれを緩和することが期待できます。

東洋医学

セルフケアにおいてはツボ押しやお灸がツボを刺激することができます。また鍼灸院においては本格的な鍼灸によってツボを刺激していきます。
ツボへの刺激は、急激なホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、血行不良などを改善し、身体の各機能を整えていきます。
また、身体の緊張が緩和されるので、さまざまな痛みや不快感を感じるレベルを軽減されることも期待できます。
さらに、体内の自然治癒力が高まり、抗炎症作用やリラクゼーション効果も得られます。

特に、更年期障害においては、非薬物療法のツボ療法はとても効果的で、皮膚のかゆみや不快感を緩和し、肌の調子を整えていきます。

このページでは、ツボ療法の中で、特にツボ押しについてご紹介していきます。

更年期のかゆみに効果的なツボ

更年期のかゆみを和らげる効果が期待できるツボはいくつかあります。
肩部、肘部にある特に効果的なツボをご紹介していきます。

かゆみにおすすめの肩部のツボ

肩部にあるツボの中で、特に、「肩髃」と「治痒」というツボがおすすめです。更年期のかゆみに対して効果が期待できます。

肩髃は、肩の先端で、腕を真横に挙げた時にできるくぼみです。
治痒は、肩峰の直下で、腋下横紋前端の高さです。

これらのツボを刺激することで、かゆみの症状緩和の他に、肩周りの緊張が緩和され、上半身の血行促進、疲労感やストレスの軽減などの効果が期待でき、心身共にリフレッシュできるので、更年期の女性におすすめです。

ツボ(肩ぐう、治痒)

肩髃をツボ押しする際は、肩峰の骨に当たると痛みを感じやすいので、弱めの力で刺激していください。
肩髃は、四十肩/五十肩、肩こり、腕の症状などにもよく使われるツボであり、治痒はその名の通りかゆみの特効穴です。2つのツボは近くにあるので、肩全体をもみほぐすように刺激してみてください。

かゆみにおすすめの肘部のツボ

肘部のツボでは、特に「曲池」がおすすめです。

曲池は、肘を曲げた時にできるシワの先端にあります。腕や肩など上半身の血液の流れを促進し、首肩こり、頭痛の解消、ストレスや不安感を和らげる効果も期待できるので、更年期の心理的な負担を軽減する手助けをしてくれるツボです。
肘を軽く曲げた状態で、反対側の手の親指の腹を使って押してみてください。

曲池を刺激すると血流が促進され、乾燥肌の緩和にもつながります。ツボ押しを手軽に行える位置にあるツボなので、時間がある時に日常的に刺激してみてください。

ツボ(曲池)

かゆみの症状の緩和の他、自律神経を整え、免疫力を高める働き、消化器系の働きを整える働き、喉の痛み、歯痛、目の不快感、血圧などに効果が期待でき、更年期のさまざまな不調におすすめのツボです。

その他の効果的なツボ

更年期の症状全般におすすめのツボは、「足三里」「三陰交」「湧泉」です。
これらのツボは、ホルモンバランスの低下など、徐々に機能が低下している更年期の体を底上げする働きが期待できます。

まず「足三里」は、膝の下にあります。膝のお皿の下縁から指4本下で、脛の骨の外側にある筋肉の中央にあるツボです。
足三里はツボの中でも特に代表的なツボの1つで、消化器系の調子を整える働きがあります。体内の毒素を排出し、肌荒れを改善する効果が期待できます。

「三陰交」は足首の内側にあります。内くるぶしの骨の一番高いところから指4本分上で、骨の後ろにあります。
三陰交もツボの中でも代表的なツボの1つで、特に、女性特有の不調に効果が期待できるツボです。ホルモンバランスを整えるので、更年期のさまざまな症状に効果的です。

「湧泉」は足の裏にあります。足の裏の中央から第2・3趾に向かって擦り上げた時に指が止まるへこみで、おおよそ足先から踵までの長さの1/3にあります。
湧泉は、生命エネルギーが湧き出る泉という意味から名付けられたツボで、更年期で徐々に機能低下してきている体を元気づけ、症状改善が期待できるツボです。

これらのツボは日常的に刺激することで、体全体の機能改善、バランスを保つことができます。自宅でのケアでは、ツボ押しの他にぜひお灸にもチャレンジしていただきたいツボです。
心身ともにリフレッシュし、かゆみの悩みを軽減できるかもしれません。

ツボの正しい押し方と注意点

  1. ツボ押しは、リラックスした状態で、寒くない環境で行ってください。
    忙しい時間帯などで行うと、気がせいてしまって効果が期待できません。また、はじめのうちはツボの位置を目で見て確認しながら押すことがおすすめなので、素肌が出ると冷えやすくなってしまい、これもまた効果が薄くなってしまう原因なので、必要以上に温める必要はありませんが、寒くない環境で行うことが大切です。
    ただし、かゆみがある場合、ツボ押しをして血行が促進されてくるとかゆみが強くなる傾向があるので、そのような場合には、冷やしてください。
  2. ツボの位置が分かったら、はじめのうちは、薄く印をつけると押しやすいかもしれません。
    慣れないと、押しているうちに、ずれてしまうことがあります。
  3. 押しやすい体の姿勢はどのような姿勢なのか、また、どの指で押すか、予め確認しましょう。
    上半身のツボの場合、どのような姿勢でも押しやすいと思いますが、下半身にあるツボを押す場合は、座った方が押しやすいと思いますが、椅子座りが良いのか、あぐらのような姿勢の方が良いのか、試してみましょう。
    また、多くは片手の親指の腹を使って押すケースが多いと思いますが、頭やお腹などのツボの場合には、親指は使えず、人差し指や中指を使って押すケースもあります。また押しにくい場合には、両手の親指を重ねて押す方法もあります。いろいろ試してみてください。
    ツボ押し棒などは使わずに自分の指の腹を使ってください。ツボ押し棒などは、指の腹よりも当たる面積が狭いので当たりが強くなりがちで、力加減の調整がしずらいので、皮膚を傷めてしまう可能性があるので、注意していください。
  4. ツボ押しは、皮膚面に垂直に、中心部に向かって圧をかけていきます。方向を間違えてしまうと、ツボ押しをしても痛いだけで気持ちが良くありませんし、指が滑って皮膚や組織を傷つけてしまうこともあるので注意して行ってください。
  5. 1つのツボへのツボ押しは5回程度にし、1つのツボに集中して刺激するのではなく、いくつかのツボに刺激していくことで、全体的なバランスを整えることができます。
    良かれと思い、押し過ぎてしまうと、あとで揉み返しのような痛みが生じることがあります。特に、体調が優れない時やお肌の状態が悪いときは、無理をせずに行ってください。
  6. 体調によって感受性は変わることがあるので、その日の気分や体調に合わせて、無理のない範囲で行うことが重要です。自分の体の声を聞きながら、適切な時間と強さでツボ療法を楽しんでみてください。

ツボ押しの時間と強さ

ツボを押す際の「押す時間と強さ」は、効果を最大限に引き出すための重要なポイントです。

押す力の強さに関しては、力の入れ方がとても大切なポイントとなります。ツボ押しは、「痛い方が効く」というのは誤りで、「気持ちが良い」または「ちょっと痛いけど気持ちが良い(イタキモ)」程度の力加減に行うことが大切です。
痛い刺激や、急激に強い刺激で押すと、体は緊張してしまい、効果は得られません。
最初は少し弱いかも、と思う程度の力加減から始め、少しずつ強さを増していくことが理想です。

1-2-3-4-5のリズムでゆっくりと徐々に皮膚面に対して垂直に圧を加えていきます。そして、1-2-3-4-5のリズムでゆっくりと徐々に圧を抜いていきます。押した時、5秒位持続して押してみてもかまいませんが、押し過ぎはよくありません。

リズムに慣れてきたら、次に呼吸をつけていきましょう。
息をゆっくりと吐きながらツボを押していき、息をゆっくり吸いながら力を抜いていくと、効果が高まります。
呼吸をつけると自律神経が整い、血行が促進され、リラックス効果も期待できます。

ツボ押しの頻度とタイミング

ツボ押しは、押し過ぎは良くありませんが、気が付いた時に行ってみてください。手などにあるツボは電車の中でも押せますし、足などにあるツボは、テレビを見ながらでも押せます。
1回あたり5回程度押すことを1日3回押すようにすると効果的と言われています。また、かゆみが特に気になる時期や体調が優れない時には、頻繁に行うことで症状を和らげることが期待できます。

ツボ押しする時は、なるべくリラックスできている時、例えば休日の午前中や、夜のリラックスタイムなど、心と体が落ち着いている時が最適です。逆に、気忙しい時は、せっかくツボ押ししても効果は半減してしまいます。就寝前に行うことで、リラックス効果を高め、質の良い睡眠を促進することもできます。

自分の体調や症状、ライフスタイルに合わせて、無理のない範囲でツボ押しを行ってみてください。

ツボ押しを避けるべき箇所

ツボ押しを避けるべき箇所がいくつかあります。かゆみのために、かきこわして傷や炎症が起きている部分は避けましょう。傷や炎症がある場所を押すなど刺激することで、状態を悪化させてしまう恐れがあるので、避けるようにしましょう。

また、心疾患や糖尿病などの疾患をお持ちの方は、ツボへの刺激によって体調が悪くなる可能性があります。症状が思わしくない方は、事前に専門家と相談してから行うことをおすすめします。

他より痛みが強く感じるツボに関しては、無理に押さないようにしてください。痛みを感じるということは、体に負担がかかっているサインですから、自分の体調に耳を傾けることが大切です。健康的にツボ押しを楽しむためにも、適切な箇所を選んで行うように心がけましょう。

患者様のツボ療法体験談

かゆみは我慢することが難しい感覚です。かゆみが日常的にあると集中力が低下していき、ストレスとなっていきます。ストレスはかゆみの感じ方を増大し、さらにストレスとなっていく、といった悪循環を引き起こします。

皮膚科を受診し、処方された塗り薬を塗ってもなかなかかゆみは解消できず、飲み薬を処方してもらい、服用すればかゆみがおさまるものの、薬を飲み続けることに疑問を感じる方も少なくありません。

そのような場合には、非薬物治療のツボ療法が選択肢の一つとなります。
ツボ押しはご自身で気楽に試せますし、鍼灸は体全体の調子を整えていきながらかゆみの症状を抑えていくものなので、更年期にありがちなのぼせ、冷え、体の緊張や関節の痛みなどのいわゆる更年期症状もかゆみと同時に緩和されていくので、体全体の調子を整えることが可能です。

ご自身でツボ押しを行ってみても解消できない場合には、ぜひ更年期症状に対する鍼灸治療に強い鍼灸院にご相談ください。当院の場合、数回のご来院で症状が緩和される方が多いようです。

かゆみついての体験談

かゆみの症状があった患者様に体験談を伺ったところ、乾燥、汗や暑熱による蒸れなどによってかゆみは誘発・悪化する傾向があるので、季節を問わず1年中かゆみが続いてしまうようです。

また、かゆみは皮膚が柔らかいところや、下着や靴下が擦れるところ、デリケートゾーン、頭などに出る方が多く、かゆいからといって、人前で掻くことがはばかれる場所であったり、掻いても掻いたところが傷になったり、傷痕が色素沈着を起こして残ってしまい、目立ってしまいお困りになるようです。

しかし、更年期のかゆみは、蕁麻疹のような急性症状のかゆみではないですし、痛みのように動けないといったこともないため、よほどのことがない限り病院受診には結びにくいと思います。

このような時に、簡単に取り入れやすいツボ療法がおすすめですので、ぜひお試しください。

かゆみ症状が改善された患者様の改善報告

40代後半の患者様は、更年期になってから皮膚のかゆみがでるようになり、次第に日常生活にも支障をきたすようになってしまいました。
掻かないように我慢していても、寝ている間に搔きむしってしまうことがあり、夏場は薄着の為、掻いた傷痕が目立ってしまいます。また、頭のかゆみが強く、外出先で掻くと、他人からは不潔な感じに見られるので、人前に出ることが恥ずかしくなってしまったと、とてもお困りでした。何とか少しでも改善したいと、当院に来院されました。
鍼灸治療がはじめての患者様だったので、施術を受ける前は不安もあったそうですが、一通りのご説明をさせていただき、ご安心いただいた上で、初めての鍼灸治療をお受けいただきました。鍼灸治療をお受けいただいた後、体全体の緊張がほぐれ、かゆみも和らいでいくのが実感できたそうです。特に施術後のリラックス感は今まで感じたことがないほどで、心地よかったとのことです。
ご自宅でもツボ押しなどのセルフケアをしていただいて、ご自身でもかゆみをコントロールしていただけるようにサポートさせていただきました。現在ではかゆみの症状はなくなり、掻きむしった傷痕もきれいに直ったと喜んでくださっています。同じような症状で悩まれている方にも、ぜひ試してみていただきたいとのご感想をいただきました。(個人の感想です。症状や効果には個人差があります。)

ツボ療法以外の対策

いろいろな方法がありますが、食事療法と運動療法をご紹介いたします。

食事療法

食事療法は、更年期障害の改善に非常に効果的と考えられているので、バランスのとれた食事を心がけながら、次のような食材を摂取することが必要です。

ホルモンバランスを整える効果的な食品は、大豆製品が代表的です。納豆や豆腐、味噌などには、大豆のイソフラボンが豊富に含まれており、女性ホルモンに似た働きをすることから、症状の緩和に期待ができます。また、ビタミンEを多く含むナッツ類のアーモンドやごまもおすすめです。これらの栄養素は、肌の健康を保つ上でも重要です。

さらに、青魚に含まれるオメガ3脂肪酸も注目されています。オメガ3脂肪酸には、抗炎症作用があり皮膚のかゆみに効果が期待できます。また近年、精神の安定作用もあり、更年期のイライラにも効果的です。

かゆみは東洋医学では「熱症状」に分類されるので、体が熱に偏らないように、辛い食べ物などの刺激が強い食べ物や、アルコールはひかえながら、水分補給をしていくことがおすすめです。

運動療法

運動療法は、更年期障害の症状緩和に非常に効果的な方法です。適度な運動を行うことで、血液循環が良くなり、ホルモンバランスの調整も期待できます。特に、ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの軽い運動は、体に負担をかけずに取り入れやすいと思います。

また、運動をすることで、ストレスを和らげる効果もあります。気分がリフレッシュされ、イライラや不安感が軽減できる他、睡眠の質を向上させるため、更年期による不眠に悩む方にもおすすめです。

運動は継続が大切ですので、無理のない範囲で日常生活に取り入れることがポイントです。自分に合った運動スタイルを見つけ、心も体も健康に保つことを目指しましょう。

さらに、深呼吸をしたり、好きなアロマや音楽などのリラクゼーション法を取り入れることで、心身の緊張を和らげると、かゆみの感受性を低下させることも期待できます。

まとめ

更年期におけるかゆみの症状は、多くの女性にとって大きな悩みとなっています。ホルモンバランスの変化によって引き起こされる症状で、集中力の低下など日常生活に影響を及ぼすことが少なくありませんが、ツボ療法はその改善に効果的な手段の一つです。

ツボを刺激することで、血行が促進され、かゆみを引き起こす皮膚の状態を整えると同時に、ストレスの緩和につながり、症状を和らげることが期待できます。

早期の症状解消のためには、自分に合ったツボを見つけることがポイントともなるので、ツボ療法の専門である鍼灸院では、個々の症状に応じた鍼灸治療の提供と、症状に適したツボを紹介することができます。
当院は女性専用鍼灸院ですので、ぜひご相談ください。

最後に、更年期を健康的に乗り切るためには、適切なケアと自己管理が不可欠です。ツボ療法を取り入れて、快適な日々を取り戻しましょう。