女性のための鍼灸マッサージ治療院「アキュモード」です。
大切な気血が不足したら、どうなるのでしょう
東洋医学では、「不足」のことを、「虚(きょ)」といいます。
「気」が不足した場合は「気虚(ききょ)」
「血」が不足した場合は「血虚(けっきょ)」といいます。
「津液」が不足した場合には、残念ながら「津液虚」とはいいません
「気虚」は、エネルギーや活力が不足した状態ですので、
疲れやすい、倦怠感、息切れ、風邪をひきやすい、動くと症状悪化、
休息で寛解、暑くもないのに汗が出る、
などといった症状がおきます
「血虚」は、栄養が不足した状態です。
いわば、貧血のような状態といえば、わかりやすいでしょうか。
また、東洋医学では、目、筋、脳、生殖器などは、特に血と関係が深い
器官なので、症状が顕著に起こると考えています。
眼精疲労、ピント調整異常、筋肉痛、筋疲労、筋痙攣、健忘、
月経異常(周期の遅れ、継続期間の短縮、月経量の減少)、
などといった症状が起こります
津液の不足では、体の各所に乾燥症状が起こり、口が乾いたり、便秘になりやすくなります。
長期化すると、進行して「陰虚(いんきょ)」という状態になり、
ほてり、のぼせ、寝あせなどの症状が起こるようになります
気、血、津液は、食べ物が消化吸収して作られる物質です。
食べたものが効率良く、気、血、津液になり、体が正常に機能するように
偏りのない食生活をしていきましょう