耳鳴りや耳閉感、難聴は、他人には理解してもらいにくく、辛い症状の1つです。
耳鳴りなどの症状に効く効果的な5つのツボを紹介しますので、ツボ押しなどセルフケアをしてみてください。

  1. 聴宮(ちょうきゅう)
  2. 翳風(えいふう)
  3. 中渚(ちゅうしょ)
  4. 築賓(ちくひん)
  5. 太衝(たいしょう)

ツボを適度に刺激することで、症状緩和につながります。
症状のある局所のツボ、症状のある場所から離れたツボなどをピックアップしましたので、

  • ツボ押し
  • ツボの温め
  • ツボへのお灸 など

まずは、ご自身でセルフケアを行ってみてください。
セルフケアを行ってみても、なかなか症状が緩和されないようでしたら、アキュモード鍼灸院にご相談ください!
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聴宮は、耳の穴の前にある耳珠という軟骨中央の前のくぼみにあります。
口を開けると落ちくぼむところです。

聴宮という名前ですが、「聴」は聴くという意味、「宮」は重要な場所、要所という意味であることから、物音を聴く耳にとって大切な働きをするツボであり、耳鳴りや耳閉感、難聴などの症状に効くツボという意味です。

聴宮は、小腸経という経絡に所属します。
小腸経は手の小指~腕~肩~肩甲骨~肩~首を通る経絡なので、首肩こりを伴う耳鳴りなどに対して効果的です。

ツボ(聴宮)

耳鳴りに効くツボ2:翳風(えいふう)

翳風は耳たぶの後ろのくぼみにあります。

「翳風」という名前は、「翳」は陰・影と同義で、(物にさえぎられて)光があたらない暗い所を指し、「風」は風邪(いわゆる“かぜ”ではなく“ふうじゃ”という病気の原因となるものの意)が停滞しやすい場所という意味であることから、耳の後ろで風邪が停滞しやすい場所という意味を表す名前です。
ですから、このツボを刺激すると、症状緩和に効果がでやすい場所でもあるのです。

翳風は三焦経という経絡に所属します。
三焦経は、手の薬指~腕~耳を通るルートを持つ経絡です。
耳の症状の多くは、耳の中のリンパ液の状態が関与していることがあります。
三焦にはカラダの水分代謝に関係する働きがあるので、リンパ液の環境を整えて症状緩和へと導きます。

人差し指と中指で耳を挟むようにして、「翳風」に人差し指、先に紹介した「聴宮」に中指をあてて、円を描くように耳全体を刺激すると効果的です。

ツボ(聴宮)

耳鳴りに効くツボ3:中渚(ちゅうしょ)

中渚は、手の甲にあります。
薬指と小指の間にある水かきから、手首の方に指をすべらせて、関節部を通り過ぎたところにあるくぼみです。

「中渚」という名前ですが、「中」はなか、あたるという意味、「渚」はなぎさ、海・湖・川の波打ち際、水際という意味から、経絡という川の中にある水際、渚に似ているツボという意味の名前です。

中渚も、手の薬指~腕~耳を通るルートを持つ三焦経という経絡に所属します。
三焦にはカラダの水分代謝、特に排泄に関係する働きがあるので、リンパ液が関係する諸症状の緩和に作用します。
耳の症状の多くは、リンパ液が関与していることがあり、耳から離れた手のツボであっても、三焦経に所属しているツボであれば、効果が期待できるのです。

ツボ(中渚)

耳鳴りに効くツボ4:築賓(ちくひん)

築賓はふくらはぎの内側にあります。
内くるぶしとアキレス腱の間にある太渓(たいけい)というツボから5寸(指幅7本分)上にあります。
ふくらはぎの腓腹筋とヒラメ筋の間にあたりますが、いわゆるシシャモのお腹みたいなプクッと盛り上がった筋肉の下縁です。

「築賓」という名前は、「築」は築く、土台を築くという意味で、「賓」は来賓客、敬うべき客人という意味から、ふくらはぎの土台を築く敬うべき来客(=筋肉)に効果があるツボという意味を持つ名前です。

築賓は腎経という、足の裏~脚の内側~お腹~胸部を通るルートを持つ経絡に所属します。
腎は西洋医学の“腎臓”とは違うもので、カラダの活力や人の成長と老化に関係している働きを持つ臓腑と考えられています。
耳鳴りなどの耳の症状は、カラダが疲れてきた時や、年齢に伴って起きることがあるので、腎経のツボを刺激することで、症状に効くとされています。

ツボ(築賓)

耳鳴りに効くツボ5:太衝(たいしょう)

太衝は、足の甲にあるツボです。
足の親指、人差し指の間のみずかきから骨と骨の間に指を滑らせ、少し足首側にいったところにあるくぼみです。

太衝という名前は、「太」は大きい、「衝」は要衝という意味があります。
太衝は肝経という経絡に所属し、その原穴(げんけつ)という重要なツボの役割があります。
原穴とは、原気(=元気)が集まる場所であり、所属臓腑が病気になったとき、症状が出やすい場所という意味があります。
太衝は肝経の大切な要衝であることから、この名前がついています。

肝は、西洋医学の“肝臓”とは違い、東洋医学では気(エネルギー)・血(栄養)をカラダにめぐらせる働きを持つ臓腑であり、ストレスなどがあると機能低下をおこし、気・血のめぐりを悪くし、頭や顔の不快症状をひき起こすという特徴を持っていると考えています。

ツボ(太衝)

耳鳴りで、特にキーンといった金属音がする場合、ストレスが原因に関与していることがあります。
このような時に、太衝は効果的です。

耳鳴り、耳閉、難聴は、何かのタイミングで症状が起きたり、おさまったりします。
カラダが疲れたり、精神的なストレスや、季節の変わり目などに症状が起きることもありますが、症状に気づいたら、なるべく早くケアを行い、慢性化することを防ぐ必要があります。

眼で見ることのできない症状なので、周りの人に症状の程度や辛さを理解してもらいにくく、また、“痛みに対しては鎮痛剤”というように、耳鳴りなどの耳症状に対する特効薬は残念ながらありません。

ツボ押しなど簡単にできるセルフケアを行ってみてください。
意外と症状が落ち着いて、気づいた時には症状がなくなることも少なくありません。

ご紹介したツボのセルフケアや生活習慣の見直しを行っていただきながら、耳鳴りや耳閉感などの耳症状の再発や慢性化を予防していきましょう。アキュモード鍼灸院にお気軽にお問合せください。
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