不眠症・睡眠障害
2024年03月23日

不眠症・睡眠障害に効くツボ

不眠症睡眠障害でお困りの方、ツボ押しやお灸などでセルフケアをしてみませんか。
不眠症や睡眠障害
に効く効果的な5つのツボを紹介しますので、ご参考になさってください。

  1. 腎兪(じんゆ)
  2. 失眠(しつみん)
  3. 百会(ひゃくえ)
  4. 風池(てんちゅう)
  5. 安眠(あんみん)

ツボを適度に刺激することで、症状緩和につながります。
症状のある局所のツボ、症状のある場所から離れたツボなどをピックアップしましたので、

  • ツボ押し
  • ツボの温め
  • ツボへのお灸 など

まずは、ご自身でセルフケアを行ってみてください。
セルフケアを行ってみても、なかなか症状が緩和されないようでしたら、アキュモード鍼灸院にご相談ください!
 アキュモード鍼灸院へ問合せ」のページ

目次

    不眠症・睡眠障害に効くツボ1:腎兪(じんゆ)

    腎兪は、腰にあるツボです。詳しく言うと、第2・第3腰椎の間の高さで、体の後面正中から指3本分外方(2寸)にあるツボです。
    腰椎の左右には、脊柱起立筋という太い柱のような筋肉がありますが、その筋肉の中央にツボがあります。
    第2・第3腰椎の間の高さは、おおよそお臍の高さで、「前にならえ」をする時に、最前列の人がするポーズのように、腰骨に手を当てた時、親指が当たる高さです。
    ツボであると知らなくても、腰が痛い時には、自然と手がいくところで、腰痛(腰下肢痛)の治療の際に、よく使われるツボの1つです。

    腎兪というツボの名前に使われる「腎」とは、東洋医学で考える臓腑の1つで、生命力や活力に関係が深い臓腑で、髪の毛と関係が深いと考えられています。
    「兪」とは「癒」のことです。
    このことから、このツボは、腎を癒し、腎の働きを強化して、腎に関連がある症状の緩和・解消する働きがあります。
    腎の働きが弱ると、体に冷えのぼせが起こりやすくなり、これが不眠の原因になることがあるので、腎の働きを強めて安眠できるようにしましょう。

    ツボ押しをする場合には、親指を腎兪に当てて、胸を張って肘を後ろに引くようにして押してみたり、または、仰向けに寝て、ゴルフボールなどを使ってタオルごしにツボを刺激してみてください。

    不眠症・睡眠障害に効くツボ2:失眠(しつみん)

    失眠は、足の裏の踵の中央にあるツボです。

    失眠とは、東洋医学では「不眠」という意味です。
    不眠症の特効穴で、このツボに強めのお灸をすると、不眠症の改善に著効があるため、この名称がついています。

    不眠症だと、お灸の熱感が感じにくいケースが多いです。
    熱さを感じるまで、続けていくつもお灸をすえていきます。

    不眠がおきてしまう原因はいくつかありますが、足が冷たくて寝られないケースや、不安やストレスなどがあって、横になっても頭が休まらないようなケースのような時に、足の裏からの刺激はとても効果的です。

    不眠症・睡眠障害に効くツボ3:百会(ひゃくえ)

    百会は、頭のてっぺんで、身体の正中線と両耳を結んだ線の交点にあります。

    百会という名前は、「百」はたくさん、「会」は出会う、という意味から、たくさんの経絡が交わるツボであることを意味しています。
    百会は督脈という経絡に所属しますが、肝経、胆経、胃経、膀胱経が交わっています。

    複数の経絡が交叉するツボを交会穴(こうえけつ)といいますが、1つの交会穴を刺激することで、交わる複数の経絡を刺激することになるので、とても重宝されるツボです。

    百会が所属する督脈は、尾骨下端~背骨~後頭部~頭頂部~前頭部~上歯茎まで、身体の後面正中線上にネットワークを持つ経絡です。
    そのため、頭痛、めまい、のぼせ、不眠などの頭部の不快感や、婦人科の諸症状など、幅広い症状改善のために使われるツボです。
    特に、自律神経が乱れた症状に対し、効果が期待できるツボです。

    百会を刺激すると頭全体に効果が波及していきますが、円形脱毛症の場所を刺激してもかまいません。

    百会をツボ押しする場合は、両手の人差し指、中指、薬指の手背側を合わせ、ゆっくり押していきます。
    その際、息をゆっくり吐きながら、押していくと効果的です。

    不眠症・睡眠障害に効くツボ4:労宮(ろうきょう)

    労宮は手の平の中央にあるツボです。
    労宮の「労」=労働、「宮」=要所、宮廷、中心などの意味があることから、手は労働に携わる器官であり、その手の平の中心にあるツボなので、労宮という名称がついています。

    労働の要所となる手の中心にあるので、過労に効く働きがあるツボで、疲れてしまった心と身体を安らげる働きがあります。

    反対側の手の親指の腹を使ってゆっくり押してみましょう。
    労宮を押したときに、痛みを感じる場合は、疲労がたまっているサインかもしれません。
    過労やストレスで眠れないような時に、とても効果的です。

    不眠症・睡眠障害に効くツボ5:安眠(あんみん)

    安眠は、耳の後ろ、骨の出っ張りの下のくぼみから1~1.5センチほど下にあるツボです。

    このツボは、どの経絡にも属していない奇穴といって、「奇妙なほどに良く効くツボ」と言われるツボの1つです。
    その名の通り、自律神経を副交感神経の休息モードに切り替え、安眠へと促してくれる著効のあるツボです。

    親指で首の中心に向かっておしてみましょう。

    親指で首の中心に向かってゆっくりと押していきましょう。

    このページでは代表的な5つのツボをご紹介させていただきましたが、他にも良いツボがたくさんあります。
    ツボや鍼灸にご興味がありましたら、アキュモード鍼灸院にお気軽にお問合せください。
    → 「アキュモード鍼灸院へ問合せ」のページへ

    痛くなってしまったら、我慢せず、ご来院くださいね。

    この記事を書いた【アキュモード鍼灸院】について

    当院では、東京都港区北青山(外苑前/表参道)にある女性専用の女性のための鍼灸院です。
    女性ならではの不調、日常的なこりや痛み、自律神経のトラブルなどに対し、鍼灸施術を行い、健康管理のサポートを行っております。
    スタッフは全員アラフィフ世代の経験豊富な女性鍼灸師です。
    同じ女性だからこそ、かゆいところに手が届くような施術を心を込めて丁寧に、マンツーマン対応させていただきます。

    妊活/不妊/子宝、更年期、首肩こり/背中の張り、頭痛/頭重感、眼精疲労/疲れ目、耳鳴り/耳閉感、不眠症、むち打ち/交通事故後遺症、円形脱毛症、腰痛/腰下肢痛、ぎっくり腰、顎関節症、四十肩/五十肩 など、幅広いお悩みに対応しております。