眼精疲労に対する鍼灸治療

眼精疲労に対する鍼灸治療2024-01-08T19:24:54+09:00

眼精疲労でお困りの方、東京都港区外苑前/表参道のアキュモード鍼灸院で鍼灸治療をおためしなってみませんか。
当院は女性専用鍼灸院で、女性鍼灸師がマンツーマンで丁寧な施術を心がけています。

疲れ目(眼疲労)だけでなく、肩こりや頭痛などさまざまな症状を伴い、休息をとってもなかなか改善しないような状況になったものを“眼精疲労”と言います。
症状や原因についての詳細は、次のページをご参照ください。
●眼精疲労とは?原因について
●眼精疲労とは?症状と眼精疲労度のチェックと対処法

目を休ませることは何よりも大切ですが、あわせて鍼灸をお受けいただくことで、体全体に起きている不調を同時にケアしていくことが可能です。鍼灸には、凝り固まった筋肉を緩め、自律神経を整える作用があるので、体全体の緊張を解消していきます。
女性鍼灸師がマンツーマン対応で、丁寧に鍼灸施術させていただきます。

東洋医学(鍼灸)における
眼精疲労の考え方

東洋医学の考え方

東洋医学では、「肝(かん)は目に開竅(かいきょう)する」と言われており、目は肝という臓腑と関係が深く、肝の健康状態が反映されやすい器官と考えています。(「開竅」とは、「穴が開いている」 という意味で、「カラダに開いている穴のうち、目という穴は、肝と関係が深い」という意味です。)
このことから、目のことを肝竅(かんきょう)と呼ぶこともあります。
(東洋医学で言う「肝」とは、現代医学でいう「肝臓」とは、違うものなので誤解なさらないように。)

目と肝を結びつける東洋医学の病証のうち、代表的な2つを紹介いたします。(病証とは、現代医学の病名と処方をまとめた総合的な意味合いがあるものです。)

肝血虚(かんけっきょ)

肝に「血(けつ)」と呼ばれる栄養素が十分にいきわたっていない病態を示す病証です。目に栄養障害がおこるため、目が疲れやすくなり、次のような症状が起こります。

  • 目乾(もっかん)・・・目の乾き
  • 目花(もっか)・・・目のかすみ
  • 目渋(もくじゅう)・・・目の乾燥感や異物感があるもので、程度が強いものは目の痛みを伴う症状
  • 目昏(もっこん)・・・目のかすみや視力減退のことで、ものがはっきりと見えにくいものをいう。眼精疲労、いわゆる疲れ目を含む症状
  • 筋痙攣(きんけいれん)・・・肝は「筋(きん):筋肉の動き」とも関係が深いことから、筋の栄養障害として、まぶたがピクピクと痙攣が起こります。
  • 首肩こり

肝火上炎(かんかじょうえん)

ストレスなどがあると、まず初めに「気(き):エネルギー」のめぐりが悪くなって、めぐりが滞る肝鬱気滞(かんきうったい)という病態が起こります。この病態が長期化すると、滞りから火が発生するようになります。火は“燃え上がる、炎上する”という性質があるため、カラダの上部である顔や頭に熱症状がおこり、次のような症状が起こります。

  • 目赤(もくせき)・・・目が赤くなる、充血
  • 目眩(もくげん)・・・めまい
  • 頭痛
  • 不眠  

熱症状とは、“発熱する”、という意味ではなく、“熱っぽくなる”から転じて、“不快症状全般”をさします。

また、肝は“ストレスや自律神経系の不調に弱い”という特徴があるため、ストレスや自律神経系の不調があると、肝の機能が低下します。
肝の機能低下に伴って、目の疲れ、眼精疲労が起こることが多いと、東洋医学では考えています。

眼精疲労に対する
鍼灸の効果

NIH(米国国立衛生研究所)は、鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効であるとの見解を発表しています。

鍼灸療法が有効であるとされている症状には、次のような症状があげられています。

  • 眼精疲労
  • 疲れ目
  • かすみ目

→ 詳しくはNIHが認める鍼灸の適応症」のページをご参照ください。

刺鍼

当院の眼精疲労に対する
鍼灸治療の特徴

頭への鍼灸

当院では、鍼灸治療を始める前に、まず問診票のご記入をお願いしております。
ご記入いただいた問診票を基に症状の詳細についてお伺いし、鍼灸治療の適否を判断させていただきます。
もしお体の病気に因る症状であれば、鍼灸治療は適応ではないと判断し、医療機関への受診をお勧めしております。

鍼灸治療の良いところは、辛い症状が起きている局所だけでなく、同時に心身全体にアプローチが可能なことです。
つまり、目に関する症状治療の他に、頭痛や首・肩こりなどの全身症状や、精神的ストレスによるカラダの不調などに対しても、並行して治療を進めることができ、お体全体の緊張を緩和させていくことが可能です。

また、症状と病態に応じて、東洋医学的な本質の治療として、目に関係が深い臓腑の “肝” への治療に主体をおいた治療を行うこともあります。本質の治療を行うことで、鍼灸治療を上げ、効果を持続させたり、症状の再発防止にもつながります。
患者様お一人お一人の病態に合わせた「オーダーメイドの鍼灸治療」を行わせていただきます。

治療の後には、眼精疲労に効果的なツボの紹介、ツボ押しやお灸などのやり方、眼筋体操、目の温め方やカラダのストレッチ方法など、ホームケアをご紹介させていただきます。

もし、鍼灸治療をお受けになる際に、苦手なもの(「鍼は怖い」「お灸は臭くて苦手」など)や、苦手なこと(〇△には触らないでほしい)などを、あらかじめお知らせいただければ、それをふまえて施術内容の組立てをいたしますので、お気軽にご相談ください。

鍼灸治療の流れ

鍼灸治療の流れにつきましては、以下のページをご参照ください。
「鍼灸治療の流れ」のページ

当院で眼精疲労に対する
鍼灸治療をお受け
いただいた患者様

眼精疲労からくる頭痛、首や肩の凝り(25歳 女性 NN様)

2ヶ月前から、眼精疲労からくる頭痛、首や肩の凝りがひどくなり、目を酷使しないように注意したり、マッサージや湿布、筋肉をほぐす薬を飲んだりなどいろいろとやってみたのですが、一向に改善しませんでした。
眼精疲労からきているのかはわからないのですが、頭を締め付けられるような重い痛みがあり、首の後ろ側も痛みます。
整形外科で首のレントゲン、脳外科でMRIを撮っても異常はなく、歯科で歯を食いしばる癖があると言われ、マウスピースも作って使ってみましたが、良くなりませんでした。
それでここは東洋医学にかけてみようと思い、初めて鍼灸治療を受けさせていただきました。
治療が終わった後、少し頭が軽くなって、頭に血液がめぐったような感じがしました。しばらく通ってみようと思います。

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気持ちが悪くなるほどの眼精疲労(44歳 女性 AR様)

仕事でデータ入力をしています。
パートで週5日勤務ですが、眼精疲労がかなり辛いです。
仕事以外の時にも、慢性的な肩こりや目の疲れがあり、ひどい時は吐き気がしてきます。
キューピーコーワを飲んでいましたが、効いているのかいないのかよくわかりませんでした。
友人に鍼灸治療を勧められ、ネットで検索してこちらの鍼灸院を見つけました。
数回通っていますが、少しずつ症状が軽くなってきていて、最近では吐き気がするまでにはならなくなってきました。
家で教えていただいたホームケアもやっています。

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パソコン画面を見ると吐き気がする(32歳 女性 UA様)

1年ほど前に、パソコンの画面を見るとすぐに吐き気がするようになりました。
時には、車の助手席に乗っているだけでも吐き気がすることもありました。
仕事でずっとパソコンを使うので仕方ないと思っていたのですが、1度画面を見て吐き気がすると、画面を見ていない時でも吐き気がするようになってしまいました。
眼科に行ったところ、目薬を3種類(目の調節機能、炎症を抑える、ヒアルロン酸)処方してもらい、3日ほど点眼していたら治りました。
しかし、また最近、同じ症状が出てきたので違う眼科に行ったところ、同じような目薬を出すといって違う薬をもらったのですが、効いているような、いないような、どちらともいえない感じでした。
目薬がなくなると、またその病院に行ってもらっているのですが、お医者さんに聞いても「目の疲れでしょう」くらいしか言ってもらえませんでした。
このまま通い続けていていいのか悩んでいたところ、こちらの鍼灸院を見つけて、鍼灸を受けてみることにしました。
まだ初めて日が浅いのですが、吐き気の起こる回数が少し減ってきたので、しばらく定期的に通うつもりです。

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