牡蠣に多く含まれる「亜鉛」は人間が生きていくのに必要な必須ミネラル16種のひとつです。
また栄養ドリンクなどでよく見る「タウリン」なども豊富で、栄養価の高さから「海のミルク」と呼ばれたりします。
体内で必要とする量は1日10㎎程度とごくわずかで、食物として毎日摂る必要がありますが、亜鉛は食物繊維などの過剰摂取によってその吸収が阻害されるため、偏った食生活をしていると、不足しやすくなります。
こういった理由からも、常に摂取を心がけるとよいと思われます。
 

男性においては・・・

前立腺で性ホルモンの合成に深く関わっており、精子の生成を助ける。
(不足すると、精子の生産量や運動量が少なくなるとも言われています。)
 

女性においては・・・

女性ホルモンの分泌。
(不足すると、女性ホルモンの分泌量が低下し、ホルモンバランスが乱れ、子宮内膜の不調、基礎体温の不順、生理痛、生理不順が生じやすくなります。)
 

細胞分裂を促す働き、舌の味覚細胞も作り変える働き

細胞分裂を促す働きがあり、舌の味覚細胞も作り変える働きがあります。
そのため、不足すると味覚細胞が減り、味を感じられなくなることがあります。

    【 食材100gに対する含有量(可食部のみ)はダントツです! 】
  • 1位・・・牡蠣:13.2mg
  • 2位・・・豚肉(レバー):6.9mg
  • 3位・・・ホヤ:5.3mg

牡蠣にはその他、たくさんのミネラルが豊富です

牡蠣は亜鉛以外にも過剰な活性酸素を除去するセレン、銅などもバランスよく含まれています。
卵子を傷つける活性酸素は妊娠の大敵です。
体では活性酸素を除去する酵素が活躍しています。
この酵素が活性酸素から卵子を守るために亜鉛、銅、セレンなどのミネラルが必要となるのです。
また近年の研究で子宮内膜は活性酸素に過剰にさらされることで薄くなり、妊娠率が下がることも分かってきています。
 

牡蠣は漢方薬でも使われます

牡蠣は食用以外では、漢方薬の生薬としても用いられます。
生薬として使われる時、「カキ」ではなく「ボレイ」と言います。

    【 牡蠣が配合される代表的な漢方処方 】
  • 安中散(あんちゅうさん)・・・胃の薬
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)・・・ストレスや不安など
  • 柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)・・・神経過敏、不眠など

牡蠣はストレプトマイシン(抗生物質の一つ)が開発されるまでは、結核の特効薬として利用されていたようです。
また牡蛎を詠んだ歌は、「古事記」にもあり、日本では古くから親しまれてきました。
牡蠣の栄養は性ホルモンの合成に深く関わり、男性女性問わず積極的に取り入れたい食品の一つなのです。

— 追記 —
カキには、「牡蠣」と「牡蛎」という字がありますが、「蛎」は「蠣」の略字なので、本来は「牡蠣」と書くのが正しいようです。
また、「蛎」や「蛎」だけでも「カキ」と読みますが、「牡(オス)」という字がついたのは、古代の中国では、カキは全てオスだと思われていたからだそうです。
もちろん、カキには、オスもメスもいるのですが、見た目では性別を判別することは難しく、繁殖期にならないと分からないのだそうです。
また、いくつかの種では「性転換」するという珍しい生き物なんだそうです…



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