卵管閉塞・卵管狭窄など卵管の障害とは、どのようなことなのでしょうか?
不妊治療を始められ、病院で検査を受けられた方もいらっしゃると思います。
子宮はじめ卵管の形や大きさ、骨盤内での位置も人それぞれ個人差があります。
卵管の役割、卵管について少し学んでみたいと思います。
 

妊娠のメカニズム

そもそも妊娠のメカニズムを見てみると…

1、脳がホルモンを分泌

視床下部からホルモンが分泌され脳下垂体に作用。
FSH(卵巣刺激ホルモン)、LH(黄体ホルモン)を分泌。

2、卵子の成熟・排卵

脳からのホルモンの刺激を受け、卵巣に蓄えられている卵子が発育を開始。
卵の成熟で卵子が入っている卵胞も大きくなり、エストロゲン(卵胞ホルモン)が増加。
エストロゲンが十分に増えると、卵胞が成熟したと脳が判断し、LHを大量に放出します(LHサージ)。
この刺激で卵胞が破裂し、排卵が起こります。

3、卵巣からの卵子をキャッチ

排卵が起こると、卵巣から延びる卵管采が卵子をキャッチ。
卵管の中に取り込み、卵管中の繊毛が蠕動運動により、卵子をゆっくりと受精を行う場所(卵管膨大部)に運搬。

4、受精

膣中に射精された精子は、子宮上部にある卵管の入り口を通り、卵管膨大部を目指す。
精子1匹が卵子の透明帯を突き破って中に入り、受精。
受精卵は5~7日かけて分割しながら子宮に向かう。
卵管はその間、受精卵に栄養や発育に必要な物質を供給。

5、着床

受精卵は胚盤胞となり子宮内へ。
着床時に透明帯という殻を破って子宮内膜に潜りこむ。
母体の血管から発育に必要な栄養や酸素を受け取るようになり着床が成立。

そこで卵管ですが…
①卵管は排卵した卵子を吸い上げ、
②精子と出会って受精し、
③受精卵を育てながら子宮まで運ぶ大切な役割を持っています。
卵管が詰まっていたり、傷ついていたりするために不妊になっているケースが多くあります。
 

卵管閉塞・狭窄

卵子と精子は卵管内で受精します。卵管閉塞は卵管がふさがっている状態、卵管狭窄は卵管が狭くなっている状態で、治療しない限り自然妊娠は望めません。
クラミジアの感染が原因となると言われていますが、実際のところなぜ起こるのかよくわかっていません。
 

卵管癒着・卵管周囲癒着

クラミジアなどの感染症により卵管内で炎症が起き、卵管内または卵管の周囲が癒着している状態です。
この症状があると受精率が低下したり、授精しても着床しない可能性が高くなったりします。
 

卵管水腫

細菌に感染した卵管に炎症が起こり、それが卵管の先の卵管采にまで広がり、膿や水がたまった状態です。
卵管水腫があると着床障害を起こし、不妊の原因となります。
 

このような障害が見つかっても、不妊治療は可能です。
卵管は左右2つありますので、自然妊娠の確率は少し下がるかもしれませんが、適切な指導のもと体外受精に切り替えられるのも選択肢ですし、年齢など様々な状況を考慮していかれると良いと思います。



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