女性の約8割は、「ひえしょう」だと言われていますが、そもそも、「ひえしょう」という言葉には、「冷え性」という表記と、「冷え症」という表記があります。
あなたは、普段、どちらの表記をしますか?
 

「ひえしょう」とは?

「冷え性」にせよ、「冷え症」にせよ、どちらも、「手足が温まらず、冷えているような感覚が常にあるような状態」を示す言葉です。

医学的な定義は特になく、漠然とした概念ですが、
「冷え性」とは、体が冷えやすい性質、体質であり、
「「冷え症」とは、冷えている症状  といったところでしょうか。

一般的に「症」とつく言葉は、病気の一症状であるときに使われるので、「冷え性」より「冷え症」の方が、重症度が高いかもしれません。
ネット検索をしてみると、「冷え症」より、「冷え性」と表記されるケースが多いようで、検索をした時点では、約7倍ほどの違いがありました。
一般的な表記として「冷え性」と記載するようですので、ここでは、「冷え性」と表記することにします。
 

冷え性の人と、そうでない人との違い

同じ背格好であっても、冷え性の人と、そうでない人がいます。
その違いは何でしょう…

「冷え」は、自覚的な症状なので、感覚として、冷えているという自覚をしてはじめて「冷え性」だということになります。
生まれながらにして、というか、子供のころから、冷えを感じるのでしょうか?
「子供は風の子」と言われるように、「子供」と「冷え」が、結びにくいイメージがありますが、最近では、冷え性の子供もいると聞きました。
また、男性にも冷え性の人が少なくありません。

冷えを引き起こす原因として、生活様式、生活習慣が変わったことをあげることができます。
もちろん、遺伝的な体質や、病気による1症状であることもあるかもしれませんが、生活様式、生活習慣などが変化し、これらが複合的に関与して「冷え性」を引き起こしていると考えられます。
例えば、
食生活の問題
不規則な生活リズム
ファッション重視の薄着  など

冷え性の人には、「朝食を食べていない人」、「ダイエット中である人」、「偏った食生活の人」といった、食生活に問題があることが少なくありません。
朝食を摂ることで、寝ていた時に下がっていた体温を上げることができます。
朝食を抜いてしまうと、体温上昇ができず、目覚めが悪い、だるい、活力がでない、などといった不定愁訴も起こりやすくなります。
ダイエットや、偏った食生活で、例えば、野菜しか食べないような生活をしていると、エネルギーの素になるものがないので、体温が上がりません。
また、副菜を摂らずに、主食(炭水化物)だけの食生活では、体の中でエネルギーとして取り込むための化学変化がおこらず、効率が悪い体になってしまいます。

不規則な生活リズムは、体内時計を乱し、自律神経の乱れを起こします。
自律神経は、体の働きをコントロールする神経なので、血流を悪くし、体が冷える現象を引き起こします。

また、真冬に、震えながら、短いスカートを履いていたり、薄着をしている若い女性を見かけますが、体の熱を無駄に放出してしまい、冷えを作ってしまいます。
元気である時であればまだしも、具合が悪いと言いながら、薄着をしている人を見かけると、「おいおい!」と、老婆心から、ついつい言ってしまいそうになります…

冷えは万病のもと!

俗に、「風邪は万病のもと」と言いますが、私としては「冷えは万病のもと」と考えており、特に女性の不調の最大の原因だと思います。
実際、体温が下がることで、代謝は低下します。
たしか、、体温が1度違うと、16%代謝に変化があったと記憶しています。
また、免疫力も下がり、風邪をひきやすくなったり、病気になった時、治りにくくなります。
女性であれば、生理の不調、不妊など、さまざまなトラブルが起こります。 美容においても、肌の新陳代謝が悪くなり、肌のくすみなど、トラブルが起こりやすくなり、改善しにくくなります。
冷えていて、良いことは何一つありません。

少しでも、冷えを感じるようなことがあれば、体を冷やさないようにすることは言うまでもありませんが、冷えによって、日常生活に支障があるような時には、積極的に対策を行う必要があると思います。