お灸とは?

火をつけた「もぐさ(艾)」を皮膚の上において、体を温めて体調を整える温熱療法です。
「お灸」と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか。
お灸は、「お年寄りがするものである」と思う方が多いかもしれません。
また、体を温める「健康法」のようなイメージがあるかもしれません。
お灸が日本に入ってきたのは飛鳥時代、仏教伝来の頃と伝えられています。
明治時代になって西洋医学が主流になるまで、お灸は日本の医療として日本人の健康を支えてきました。
江戸時代には東洋医学全盛となり、お灸も日本から世界に広まっていきました。海外ではお灸は「Moxa(もぐさ)」として知られています。
 

もぐさとは?

お灸の原料となっているもぐさ(艾)は、5~8月頃にヨモギの葉を採集し、臼でつき、篩(ふるい)にかけ、陰干しする工程を繰り返して作られます。
もぐさは、なんと!よもぎ100kgから500gしか取れないという非常に貴重な自然の恵みとされています。
 

よもぎについて

よもぎは、ヨーロッパでは「ハーブの女王」と呼ばれるほど様々な効果が期待される薬草で、日本でもお茶にしたりお餅に入れたりとなじみのある植物ですね。
よもぎには、胃を整える効果や、利尿、解熱、止血など様々な薬効成分が含まれています。
 

妊娠力をアップさせるお灸

もぐさを皮膚の上のツボに置いて燃やし、その温熱刺激によって自然治癒力を高めることができます。
もともと備わっている自然治癒力を高めることで、不調を根本から取り除くお灸は、まさに万能と言えます。
生理不順や冷え、さらには気持ちが不安定になっている等、不妊と関係する症状を治療するとともに、それらが起こりにくくなるように予防することもできます。
 

免疫力アップ・むくみの解消

皮膚に対して温熱刺激を与えることで、皮膚の下にある血管やリンパ節が刺激を受けます。
そうすることにより、細胞が活性化され免疫力がアップします。また、血液やリンパの流れが改善され、むくみの解消にもつながります。
 

リラックス効果や鎮痛作用

もぐさを燃やしたときに出る独特な香りは、原料のヨモギに含まれるチネオールという精油成分が燃焼したときの香りで、さわやかですっきりとした芳香をもつため、リラックス効果が期待できます。
また、このチネオールには消毒や殺菌、鎮痛作用が含まれているため、お灸をすえることによって、皮膚から体の内部に浸透していき、痛みを和らげる効果も期待できます。
 

お灸の選び方

シールで貼り、火が自然に消える「簡易式のお灸」=「台座灸」や、「火を使わないお灸」、「アロマの香りがするお灸」など、バリエーションも豊富です。
煙の臭いが気になったり、ご自宅によっては煙が出せない場合もあると思いますので、そのような場合は、スモークレスタイプのお灸がおすすめです。
一番手軽な台座灸タイプは熱感のマイルドなものからハードなものまで分かれているので、最初は熱感がマイルドなもの選んで気軽に試してみてはいかがでしょうか。